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模倣+アルファのビジネスモデル【綾香 博明】

起業したいが何をやっていいかわからない、こんなビジネスをしたいが何からやっていいかわからない、ということに遭遇したことはありませんか?独立開業している中小企業診断士も事業者であり、当然、開業当初にはその悩みはあったと思います。

 

 

コンサルタントをしたいといっても、生産管理系、財務系、情報系などいろいろな専門分野があります。また、それぞれの分野を掘り下げるとまたそこから枝分かれしていきます。
正直、6年前に開業した私自身も何をやっていくか悩みました。また、コンサルタントとして創業相談や事業再生の相談を受けるなかでも、この言葉を嫌というくらい聞いてきました。

 

 

そういった方に対する私のアドバイスは「困ったら模倣+アルファでいきましょう」です。

 

模倣+アルファとは

模倣、言い方を変えれば「パクリ」ですね。

 

 

経営学の本を見ると、コトラーの市場地位戦略だの、ポーターのファイブフォース分析だの、まあ正直経営学を勉強してなきゃ理解が難しいことが延々と書いてあります。そして中小企業はニッチ市場で差別化戦略を採りましょう、という結論でだいたい終わるのですが、相談者ないし自分の市場シェアなんてわかりませんよね?

 

 

断っておきますが私はそういった経営学者を否定するつもりはありませんし、言っていることは正しいです。そして助言した結果そのような戦略になってしまうことも事実です。

 

 

ただ、相談者にもっとわかりやすく動機づけになる言葉はないかと考えた結果、「模倣+アルファ」という言葉にたどり着きました。

 

模倣の効果

模倣について考えることで、以下のような効果が生まれます。

 

  • 気が付くと同業他社の戦略をしっかり研究している
  • 同業他社との違いを出すために自社特有の技術をみがこうとする
  • 同業他社を研究していくうちに、新たな商品、サービスを考えることができる
  • 同業他社を研究していくうちに、どうやっても勝ち目がないことに気づき早めに他事業を考えることができる。

他にも様々な効果があり、書き出すときりがありません。

 

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世の中の商品やサービスを見てみましょう。iPhoneなどもそうですが、最初にどこかの誰かが開発したものを、市場の声を聞きながら改良に改良を重ねて今の商品になっているもが多くありませんか?
私も開業当初は、前職のビジネスモデルを敬意をもって模倣させてもらいました。そして数年後の現在、その原型から進化させたコンサルタント手法を使っています。

 

 

起業したいけどアイデアや具体的な手法がでてこない。そんな人には、「同業他社をよく見て、盗めるだけ盗みなさい、そして同業他社の3倍研究と営業をしましょう」と言っています。
まあ実は、これも漫画のスラムダンクに出てくる安西先生の言った言葉の受売りなのですが、これもずっと使っていますし、スラムダンクに敬意を払い全巻持っています。

 

模倣+アルファ、実はそれが中小企業経営でいうオンリーワンの第一歩ではないのでしょうか。

 

 

綾香博明/Right-Arm Consulting】

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