一般社団法人 福岡県中小企業診断士協会

会長あいさつ

一般社団法人福岡県中小企業診断士協会 会長 梅山香里

新型コロナウイルス感染に罹患された方々にお見舞いを申し上げると共に、医療機関をはじめ治療や対応に従事されている皆様に深く感謝申し上げます。一日も早い収束と経済再生を心より祈念いたします。

当協会の歴史

一般社団法人福岡県中小企業診断士協会は、1959年に社団法人中小企業診断協会福岡県支部として産声を上げ、2012年より一般社団法人に変更し独立した組織として歩んでおります。福岡県は豊かな自然と都市機能を兼ね備える食の宝庫、アジアの玄関口として知られる地域であり、その経済を支える中小企業の経営支援を担って歴史を重ねて参りました。創立50周年で約200名であった会員は、62年目となる2021年現在で約350名となっています。
近年においては、

  • 診断士の認知度向上のための「診断士の日イベント」や賀詞交歓会の開催
  • 専団連加入、各機関との連携協定の締結、「金融懇話会」等による連携強化
  • 九州初の「登録養成機関」の運営等による診断士育成

など、当協会の活動を広げつつ、会員診断士一同、日々研鑽を重ねています。

HPリニューアルと協会指針

コロナ禍以前も、第1次オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、消費税導入など様々な時代の変化に合わせて診断士の果たす役割も変化してきました。当協会も変化、成長、変革が必要です。そこで2019年に「診断士の地位向上・会員の稼ぐ力向上のために」という協会指針を定め、その実現に向けて多様な取り組みを行ってきました。

指針1. 組織体制強化による協会の地位向上

協会の委員会体制変更、若手や女性の役員起用、事務局人事の戦略化・業務効率化、諸規程の整備、情報セキュリティ強化など

指針2. 会員の品質向上・標準化

会員向け研修の充実とオンライン対応、信用保証協会業務事務局の設置、新規入会手続きの厳格化、コンプライアンス委員会設置、綱紀委員会の発足

指針3. 収益事業の確立による財務基盤強化と会員満足度向上

財務内容の見える化、中期事業計画の策定、会費の改定、関係機関との連携強化、HPリニューアル、広報誌の発行

HPリニューアルも、長年の大きな期待に応えこの度やっと実現致しました。セキュリティ対策はもちろん、経営者や各関係機関へのタイムリーな情報提供によるアクセス強化、会員専用ページの新設による会員サービス向上に向けて、さらに充実させていきます。尽力頂いた広報委員会、HPリニューアルプロジェクトの皆様には心より感謝申し上げます。

コロナ禍における診断士の役割

中小企業の多くが事業承継、人材不足、生産性向上、DX化等の多様な課題を抱えており、コロナ禍によって一層厳しい局面を迎えています。一方で、新たな市場ニーズが生まれ、デジタル技術の進展が急加速していることから、この数年でビジネスの在り方や常識が変化していく歴史的な転換期になります。中小企業がウイズ・アフターコロナの新たなビジネスの発想、新分野への進出や転換を行うために、独立診断士、企業内診断士が持つポテンシャルを発揮しなければなりません。

頼られる診断士・自立した診断士・専門性の高い診断士、それを支え牽引する協会。8年後の創立70周年を迎える時、社会に笑顔が溢れていることを祈りつつ、その実現に向けてコロナ禍でもできることを一つずつ進展させて参ります。

一般社団法人福岡県中小企業診断士協会
会長 梅山香里

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