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ベトナムでの税務について【古賀 克之】

ベトナムに1人有限会社を作った。設立日は2013年1月11日。

 

ベトナムの法律では勝手に決算月を決めることはできず、
暦日での1年が決算期間になるそうだ。たとえまだ売上が
立っていなくても、すぐに税務が始まる。毎月、お役所に
月次の税務申告をしなくてはならない。

 

 

最初に初期登録料のようなお金を支払ってオンライン申告
システムのアカウントを取得した。アカウントがあれば、
毎月の申告はすべてオンラインで完結する。私の場合は、
ホーチミンでシェアードオフィスを貸してくれている会社
(現在は事業パートナーでもある)が提供する税務会計サ
ービスを利用している。そのため、担当者に英語で仕訳を
連絡しておけば、毎月の税務申告をホーチミンで代行して
くれる。

 

ベトナム語もベトナムの税制もまだ全然わからないし、
1年目に税務のリスクを背負ったり時間を割いたりしている
余裕はないため、本業に専念できるのは大変ありがたい。
なお、次回ホーチミンに滞在する際には、是非オンライン
申告システムを自ら触ってみようと思う。ベトナムのIT業界
の様子を少しは感じられるかも知れない。

 

毎月の税務申告に加えて、もう1つ面倒なのが付加価値税
(一般にVATと略記される)の処理。日本の消費税と同じ
ようなものだが、1)税率が10%である点、2)支払いの
証明にRed Sheet(赤紙)と呼ばれる公文書が必要である
点、3)毎月納税という点が異なる。問題は特に(2)の
Red Paper。自社が発注/購入する際には、単なる領収証
ではなくRed Sheetをもらわなくてはならない。たとえ銀
行振込で支払ったとしても。
逆に、自社が受注/販売する際には、代金+VAT10%の見
積りや請求を出し、領収証ではなくRed Sheetを発行する。
このように取引単位でVATを払ったり預かったりして、毎
月の税務申告の際に、相殺した額を納税する。つまり原則
課税であり、簡易課税制度はないようだ。

 

以上、ベトナムの税制や税務について知識が乏しい状態で
法人を作ったものの、現地パートナーの協力に助けられ、
税務も順調に回り始めた。5月には現地法人として初めての
売上を計上できそうなので、これでようやく、法人として
半人前くらいにはなるかな?などと考えている。

 




写真はホーチミンから高速船で約90分のビーチリゾート地

 

ブンタウ(Vung Tau)。気軽に行ける海水浴スポットとして
ホーチミンの人達にも人気がある。

 

古賀 克之/Class K

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