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自分で行うメンタルヘルス対策【椎畑 貴博】

広報委員としてコラムを担当することになりました、椎畑(シイハタ)と申します。

 

私は現在、福岡県商工会連合会や福岡県中小企業団体中央会、中小企業基盤整備機構などから専門家派遣の依頼を受けて、企業の経営支援を行なっています。以前は、ソフト開発の仕事に携わっていました(今も少しだけ携わっていますが・・・)。

 

私は、大阪商工会議所が主催する「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」の資格を取得していますが、そのテキストのなかに「システムエンジニアのストレスは増加傾向にある」と記述されています。ソフト開発の仕事を行なっている時に、うつ病などで休職される方を(数々)見ています・・・。兆候が分かる方や突然、会社に来なくなる方など様々でした。そこで、今回はメンタルヘルス(セルフケア)について書こうと思います。

 

わが国の経済・産業構造は大きな転換期にあり、個人も組織も自己変革と研鎖を求められ、常に評価される時代を迎えています。このような状況下で個々人のストレスが増大し、6割以上の労働者が仕事や職業生活に関して強いストレスを感じています。さらに心の健康問題を有する労働者の割合も増加しています。

 

メンタルヘルス不全は気力が足りなかったり気持ちの弱い人の問題であり、自分とは無関係だと考える人もいますが、実際には気力や性格に関係なく誰しもがなりうる状態です。(うつ病は人口の2~ 3%にみられ、決して稀な疾病ではありません)

 

心の健康を保つには、セルフケアの取り組みが重要です。同じようなストレスを受けても、人によりストレスの感度は違い、全員が同じように健康障害になるわけではありません。1人ひとりがストレスから身を守るために、セルフケアを実践しましょう。

 

 

1)ストレスに気づく
2)休養・睡眠
3)運動

 

まず、早い段階でストレスに気づくことです。ストレスによって生じる心身の異変は、ある程度の傾向はあるものの、その出方は人それぞれです。ストレスに気づく大事な視点は「いつもと違う自分に気づく」ことです。

 

続いては、休養・睡眠です。人間は休養によって疲労を解消し、明日への活力を取り戻します。また、睡眠は脳の休息であり、心身の健康維持のためには欠かすことはできません。休養や睡眠の不足が続くと、気分や体調に悪影響が出てきます。快適な睡眠のためには「リズムをつくる」「寝る前にリラックスする」「睡眠についての考えを変える」の3つがポイントです。

 

運動もセルフケアに有効です。運動することで効果的にストレス解消を行なうことが出来ます。また、近年の研究から、抑うつの予防や軽度の抑うつのセルフケアに運動が有効であることが示されています。自分の「ライフスタイル」や「興味」にあった運動をみつけ、無理なく楽しみながら行うことが大切です。

 

リラクセーションも効果的です。ストレス社会と言われている現在、ほとんどの方が何かしらのストレスを感じていると思います。ストレスを感じた後は、そこから自分を解放し、十分リラックスした状態におくことがストレスによる悪影響を予防するためには大事です。心身をリラックスした状態へと導く方法(リラクセーション法)には色々な方法がありますが、代表的な方法として「呼吸法、漸進的筋弛緩法、自律訓練法」などがあります。その他、音楽、ヨガ、アロマなどもリラクセーションのための方法として用いられています。

 

良い仕事をするには、心身とも健康な状態が大切です。ストレス社会に向き合うために、上手に対応(セルフケア)を身につけましょう。

 

【椎畑貴博・エスフィール代表】

 

※メンタルヘルス・マネジメント検定には、セルフケアコースのほかに、管理監督者向けのラインケアコースや人事労務管理スタッフ・経営幹部向けのマスターコースもありますので、ご興味がある方はテキスト等をご一読下さい。

 

引用・参考文献:メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種公式テキスト

セルフケアコース

        編集:大阪商工会議所 出版社: 中央経済社

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